例によって怖くて気色悪い実話怪談集。シリーズ 4 作目ともなると少々ヴォルテージが下がって来たような気もしないでもないですが、どのエピソードも水準以上に怖いので、期待を外されることはありません。
俺的には、今回は「タロじ」というエピソードが キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
実話怪談集「超」怖い話シリーズの 3 作目。
うーん…確かに怖いし気色悪いのですが、前作ほどじゃないです(前作の「干瓢」は怖かった…)。これはひょっとして、俺も「怪談ジャンキー」化しこの手の話に耐性ができてしまった、ということなのでしょうか(^^;
あと、「カレースプーン」「鍵」など短いエピソードのページの装丁が余計かな。余白は空白のままにしておいて欲しかったと思います。
「超」怖い話シリーズなどの著者、平山夢明(a.k.a デルモンテ平山)氏が、幽霊や超自然現象に因らない人間主体の怖い話を集めたシリーズ「東京伝説」の 4 作目。
例によって嫌悪感をもよおさずにはいられないような話がてんこ盛りで、女性なら一人暮らしや夜歩きが怖くなるでしょうし、男性諸氏は「アベちゃん」の結末に思わず股間を押さえてしまうはず。でも読み進むうちにぐいぐいと引き込まれてしまうのは、やはり平山氏の語り口のなせる業でしょう。「プリンのおじちゃん」「万引屋」のような、怖いながらもほっとする落としどころが用意されているのは、氏の著作にしては異色かも。
とはいえ、「ベッドの下に鎌を持った男が…」の変形っぽい、典型的な都市伝説エピソードが 2、3 点含まれているのは残念。
追記:01/30 発売の「超」怖い話Γ(ガンマ)にも期待。