2003 年 11 月 30 日

Goldberg 2.3.1

GoldbergQuickTime エフェクトを利用した簡易レタッチ機能も楽しめる、シンプルで軽快な画像/ムービービューア Goldberg の Mach-O 版(Mac OS X 専用版)が、2.3.1 にアップデート。拙訳日本語リソースが含まれた日本語環境対応版です。フリー(無料)ですが、作者はとある理由で寄付を募っています。配布アーカイブに含まれた“寄付に関して.rtf”をぜひご一読ください。

2.3.1 での変更点は;

  • Mac OS X 10.3.x(Panther)に対応。
  • スクロールホイールに対応:通常時で上下、shift キーを押すと左右にスクロール。また option キーを押すと、手前に出ていないウインドウもスクロール可能。
  • PDF 形式での保存に対応。
  • JPEG および TIFF ファイルの保存時における ICC(ColorSync)と EXIF のサポートを改善。
  • Mac OS X 10.1.5 以前での、画像回転の問題を修正。

追記 1:ちょっと確かめてみたところでは、日本語システム上で、ファイル書き出しの際に“PDF”を選択すると、エラーのため書き出しできない、という不具合があるようです(“書き出し”のみ、“別名で保存”では問題なし)。同様の症状に遭った方がいらしたらぜひご報告を。詳細をまとめて開発元にフィードバックします。

追記 2:あと、ローカライズ作業中に奇妙な点を発見。用語の不統一で指摘した“ウインドウをしまう”ですが、日本語リソース内では“しまう”と修正してみました。さて Goldberg を起動した直後のウインドウを何も開いていない状態においては、dim 状態ながら確かに“しまう”と表示されます。しかしひとつでも画像ウインドウを開いた後では、これがなぜか“ウインドウをしまう”に置き換わってしまうのです。要するにシステム側で持っている日本語リソースがここだけ優先される仕様なんでしょうね。だったらきちんと用語を統一しろよと小一時間(略

追記 3:追記 1 の件について、開発元より確認連絡あり。バグなので修正するとのことです(そもそも、“別名で保存”で PDF 形式を選択できるのに、“書き出し”のファイル形式の選択肢にも PDF が含まれていたこと自体ヘンでしたね)。

Posted by E-WA at 2003年11月30日 06:30
コメント